日本のロータリークラブ創設の特別代表 福島喜三次様のご尽力で 1921 年(大正11 年)に日本で二番目の「大阪ロータリークラブ」が誕生し、以来96 年の長きに渡り「奉仕の理念に燃え」「奉仕活動に熱い」2660 地区82 ロータリークラブ 3,579 名の皆様並びにご来賓・地区外ロータリアンの皆様こんにちは。いよいよ 私が敬愛する片山 勉ガバナーご指導のもと栄誉と伝統に輝く「地区大会」の開会であります。
 本日は国内34 地区のうち6 つの地区で地区大会が開催されておりますがご多用の中、国際ロータリーより現職のRI理事斎藤直美様、日本ロータリーのリーダーで私の尊敬いたしております元RI理事渡邊好政様、現国際ロータリー研修リーダーの木下光一様、私の同期ガバナーのロータリー財団地域コーディネーター村上有司様、そして日頃いろいろご指導いただいておりますロータリー日本財団監事の井上瑛夫様のご臨席を賜りまして感謝申し上げますとともに、地区の皆様に心からお祝いを申し上げたいと思います。
 この度国際ロータリー、イアンH・S ライズリー会長より会長代理として派遣されました2570 地区埼玉北西部、本庄ロータリークラブの加藤玄静と家内の静代でございます。又今回私達のためにエイドの役目をお引き受け下さいました同期ガバナーの大谷 透様ご夫妻にはいろいろと地区大会の前よりご指導賜り、またこの2 日間宜しくお願いいたします。
 ご存知のように地区大会はクラブの枠を超え全ロータリアンが参加し国際ロータリーとクラブが一つと成る年一度の大変重要な機会であります。この地区大会において重要事項を審議することは勿論ですが、同時に皆様方会員の意欲を喚起する記念講演を拝聴し、さらに地区内外のロータリアンならびに家族の皆様と親睦を図る友好の場、現在行われている家族の集い、今夜の晩餐会が予定されています。本地区大会はガバナー片山勉様のスローガン「個性を活かし 参加しよう」を形に表す為 主管、大阪東RC会長竹内定夫様、大会実行委員長山本武男様、地区代表幹事塩谷眞治様、大会幹事松本裕典様はじめ実行委員会皆様方の綿密な企画と準備によりここ日本を代表する国際都市大阪で盛大に開催されたわけであります。地区大会はわずか2日ですが「面白くて楽しい そして為になる」プログラムが満載であります。特に明日の記念講演ではNHK 解説委員室山哲也先生をお迎えし、片山ガバナーがテーマとして掲げられているIA の可能性と未来について必ずその中でヒントが見つけられると思います。
 更にこの後には分科が開催されますが「会長・幹事・一般部門」「国際奉仕・青少年奉仕・一般部門」で研修・研鑽を積みロータリアン一人一人がクラブに「個性」と「誇り」をもたらして頂きたい。結果、必ず片山ガバナーの目標が達成できますし本年度RIテーマ「ロータリーに変化をもたらす」を実践して「より元気な地区・より元気なクラブ」になります様期待しております。
 少し時間を頂戴して、冒頭に紹介した福島喜三次様についてお話しします。福島氏はアメリカユタ州ダラスロータリークラブに入会した日本人最初のロータリアンです。現在の一ツ橋大学を卒業後、三井物産に入社しニューヨーク支店勤務時代ダラスで綿花の取引をしていました。
 帰国後、日本にロータリークラブの創設勧められ、ロータリークラブ創設の特別代表に任命されました。当時三菱銀行重役の米山梅吉氏に相談し、東京銀行の24 名が賛同し日本の初めてのロータリークラブが誕生しました。ご承知のように初代会長に米山梅吉氏が、初代幹事に福島氏が就任されました。福島氏の大阪転勤に伴い日本で二番目の「大阪ロータリークラブ」を創立し初代幹事に就任されたと記録されています。又福島氏はロータリー国際連合会より日本人初の名誉会員に推されています。
 この様に当地大阪は日本ロータリー誕生の功績の役目を果たしている歴史と伝統のある地区です。  全てのプログラムに参加し、RI の現況を詳細にご報告しなければならない義務が私にはありますが、時間の制約もあり会長・幹事様はじめ地区の役員の皆様には20 ページの小冊子を作ってきましたので後ほどご参考にしていただければありがたいと思っております。
 この度尊いご縁を賜りました地区大会ですので、永遠の友情が皆様方と私が結ばれる事をお願いし開会のご挨拶と致します。
 大変ありがとうございました。