千里RC 2013-14年度職業奉仕事業における職場見学記

プログラム???? 千里ロータリークラブ 職業奉仕委員長 上島一夫

当クラブの今年度の職業奉仕事業は、私の職業(呼吸器科医)の範囲で当クラブの会員に満足していただける案件が見つからず、私の趣味(音楽鑑賞・オーディオ)に由来の範囲で探索し、2014219日(水)にフェスティバルホールで開催される大阪市音楽団の第107回定期演奏会とその直前リハーサル(ゲネプロと呼びます)見学に参加することにしました。

2014219日(水)1545分フェスティバルホールに時間厳守で集合の下、入館証を着用して関係者入口より入館し、ホール2階の一角よりゲネプロを試聴。楽団員と指揮者はまだ私服の状態ではあったが、既に当日の行事は着々と進められている熱気が伝わり、演奏者側からは既に当日行事の進行モードに突入しているよう感じられました。

ゲネプロで演奏家はどんな事を準備するのか?と思っていると、指揮者は個々の楽器がホールの後方まで届いているか?を確認していたようだし、各パートの演奏者は自分の奏でる音が適正な音量や響きでなっているかどうかを自分一人で演奏した時と連帯して演奏した時とで確認しているようでした。また最終仕上げの確認で曲全体を少し早目のテンポ?で通して演奏していました。001

ゲネプロ試聴と演奏会本番の間の時間を埋めるため、当日17時よりフェスティバルホール地下1階の料理店の一部を借りて、1時間30分の親睦夕食会が開かれました。約30分のゲネプロ試聴のみで、食事会の話題が持ち切り可能かどうか心配でしたが、参加者全員ゲネプロの試聴が、珍しく新鮮な情報だったようで、終始なごやかな雰囲気に包まれ、食事会の終了まで、お互いのゲネプロの感想や演奏会本番の期待などの話題で一杯でした。002

食事会の終了から演奏会の始まりまで30分間でトイレ等済ませてのホール入室です。参加者全員を、予め集団でまとめて予約していた席に着席してもらい、本番に備えます。

着席ブザーの後、大阪市音楽団の延原弘明団長が今回の定期演奏会が大阪市の管轄として最後の定期演奏会であること、ならびに将来に期待に応えるよう、演奏会のプログラムに特別な配慮を行ったことなどを含めた挨拶をされ、楽団員の音程を合わせる各楽器の発声を一斉に行った後、1曲目の指揮者秋山和慶氏が壇上に上がられ、イギリスの作曲家エドワード=エルガーの「威風堂々」が演奏された。この曲はイギリス本土で開催されるクラシックの祭典「プロムス」で、メインタイトルを演奏する際、聴衆が全員立ち上がって大きな歌唱力で歌うことで有名な曲です。秋山氏も精緻乱れることなく本曲を楽団員とともにまとめあげられていたことに、少しずつ私の気持ちはヒートアップしていきました。

2曲目の指揮者は吉田行地氏でイギリスの作曲家フィリップ=スパークの「鐘の歌」です。鐘の音がメインテーマであるためか、鐘の音を模したとされる楽器が3~4台アンサンブルの左前後方に並べられ、このきらびやかな音で眠くなるどころか、ますますあでやかで私の気持ちはさらにヒートアップしていきました。

3曲目は作曲家でかつ指揮者という自作自演の宮川彬良氏による誰もがご存知の「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽です。近頃のSF音楽はさかんにシンセサイザーなどの電子楽器が用いられますが、ヤマトは交響組曲という形でオーケストラもしくはそれに類する楽団を用いて演奏するため、スケールが大きくて曲のイメージが迫真に迫る思いで演奏され、スペクタクル音楽や映画音楽の神髄を聴いた思いがしました。この気持ちは私だけでなくて、参加されたロータリー会員がほぼ一致した気持ちでいたことでしょう。

休憩の間はホール内の1階で記念品(大阪市音楽団の演奏したCDTシャツなど)の販売が行われ、記念と今後の試聴のためにCDを購入しました。

4曲目は牧村邦彦氏指揮のジャコモ=プッチーニ作曲の歌劇「トスカ」第3幕よりの音楽です。イタリア歌劇の序曲にみられるイタリア調の民族的旋律に時折加わる激しいリズムの驚愕的音楽が盛り込まれ、話の内容から主人公のトスカの恋人がピストルで撃たれる情景を現したピストルを使用した破裂音とその後の悲しみを表す旋律など指揮者はまさにプッチーニが示したかったイタリア的激情を緻密に再現されていたように思います。

そして、演奏会の最後の曲目は秋山和慶氏によるモーリス=ラベル作曲の「ダフニスとクロエ」第2組曲です。管弦楽の父といわれるラベルの様々な音をころがすことによる、音の情景的描写は、秋山氏のタクトにより活気あふれる描写がなされ美的描写→激情的描写→美的描写→クライマックスへと向かう最後の曲目で、聴衆の気持ちもクライマックスへと向かわせる立派な演奏でした。この演奏が終了後、聴衆は気持ちが冷めやらず、感動の拍手は鳴りやみません。そしてアンコールの指揮者に抜擢されたのが宮川彬良氏で曲目の題名を私は知りませんが、リハルト=シュトラウス作曲の「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭のメインテーマを少し脚色したメロディーを楽団演奏家の各パートが順番にメインテーマ演奏→全員で間奏→別のパートがメインテーマ→全員で間奏の繰り返しを行うことにより、楽団の構成員の紹介を兼ねたアンコール曲を披露して、本演奏会は終了しました。

大阪市音楽団と繰り返しの折衝のうえ、このような企画がなしえたのは、音楽団にとっても、これからの運営資金調達に工夫を凝らさないと厳しい局面を向かえる可能性があり、多方面への運営のための協力が必要となるためで、私は千里ロータリークラブの会員だけでなく、2660地区のロータリアン全員にも共鳴していただきたいこともあって、私たちの体験を活字化させていただいた次第です。ぜひ多くのロータリアンが共鳴し資金協力ができますようお願いします。また音楽の教育面でも、少人数から楽団全体まで青少年の音楽活動の指導など行うことも可能と申しておられ、出前授業などの要請なども受け入れてくれるものと思われます。ロータリアンの皆様から音楽団への要請も合わせてお願いしたく思います。今回の企画がロータリークラブから音楽関係への紹介・奉仕につながるよう願っています。

(問い合わせ先:〒540-0002大阪市中央区大阪城311号 大阪市音楽団 

Tel0699471195 Fax0669475731 担当 橋本、長谷さま

HPhttp://www.shion.jp??E-mail:ua0037@city.osaka.lg.jp?)