カテゴリ:職業奉仕活動

分子を学ぶ――ゴムはなぜ伸び縮みするのか 豊中RC 畑田耕一 関谷洋子 渋谷亘(兵庫県立豊岡高校)

2014年6月28日税理士法人For Youの事務所で、畑田耕一が分子の質量、形と物質の性質・機能のお話しをしました。内容は先日報告した西宮高校での出前授業(1)とあまり変わらないのですが、聴衆が小学校上級の女生徒5人を含めて女性11人に男性2人で西宮高校の時とはずいぶん違いました。今回の授業は、この西宮高校での授業についての畑田の報告を関谷が事務所のスタッフに読んでもらったところ、「こんな授業を受けた生徒さんは幸せですね。私たちの高校の化学の授業は先生が黒板に化学式を書いて、それを覚えるだけの授業だった気がする」と言われ、それを畑田に伝えたところ、「ほんなら事務所でやりましょうか」ということになり、事務所のメンバーだけで授業を受けるのはもったいないので、周辺の方にも声をかけて、実現の運びとなった次第です。この活動は豊中ロータリークラブの出前授業の生涯教育への展開の試みとして行ったものです。詳細は下記のURLをクリックしてお読みください。
http://culture-h.jp/hatadake-katsuyo/BunshiOManabu-Gomu.pdf

寺内小学校への出前授業 豊中RC 村司辰朗

2014年7月14日、豊中市立寺内小学校でいけばな体験の出前授業をさせていただきました。
寺内小学校は、北大阪急行「緑地公園」駅のすぐ西側を少し南に下がった、全校14クラスで400人を少し超えるほどの児童数の学校です。学区内は大阪のベッドタウンと呼ばれる、マンションの入居が大半を占めるところです。
今回は4年生2クラス、およそ80名の児童を対象にいけばな体験学習をしました。
生活環境の変化が、いけばな人口の減少の一因にもなっていると考える私は、子どもたちのほとんどがいけばなに接する機会が乏しいのではと思っていました。授業が始まって、子どもたちに身の回りでいけばなを見たことがあるかを聞いてみますと、20人ほどの子どもたちは家族のうちの誰かが花を活けるのを見たことがあると答えました。この事実に少し驚きましたが、もっと驚いたことは子どもたちが関心をもって家族の誰かが活ける花を見ていたことでした。
今回の授業にあたり、担任の先生との打ち合わせで実際に花を活けてみて、どの程度の大きさの器を用いるか、また花材はどのくらい準備すれば良いか、などを話し合ってきました。
思い思いの器を用意して集まった子どもたちは、用意された花材の説明に真剣に耳を傾けていました。子どもたちの前で、参考作品を2作、活けて見せました。
その後5人1組で1つの花を活けてもらいました。子どもたちの発想は豊かで、想像も付かないような花材の使い方にこちらがびっくりさせられました。最後は一つ一つの作品に私の方から感想を述べさせてもらって授業を終えてきました。
小学4年生という、普段の仕事の中では教えることのできない年齢の子どもたちへの90分間のいけばな体験は、私にはほんの瞬きと思わせるほどの短いものでした。充実した時間を提供して下さった寺内小学校の先生方にお礼を申し上げます。

出前授業村司2014-2

豊岡高校の教育綱領とロータリーの四つのテスト 豊中RC 畑田耕一

6月6日、SSH(Super Science High School)の運営委員会出席と高分子科学の出前授業のために、兵庫県豊岡市の県立豊岡高校を訪れた。丁度、田植えの終わったばかりの田園風景を楽しみながらの2時間あまりの旅であった。予定の時刻よりかなり早く着いたので、昭和41年9月に創立70周年記念事業の一つとして建てられたというお茶室を見せていただいた後、本館に入ろうとして、ふと、入り口横に建てられた「教育綱領」という石の碑に目が留まった。そこには「真理、正義、敬愛、自律、実践」という語がきれいに刻まれていた。この綱領が、どのような経緯で決められたかは定かではないが、その内容・精神はロータリーの四つのテストに極めてよく似ている。ここから先の詳細は、是非とも下記のURLをクリックしてお読みください!!!
http://culture-h.jp/hatadake-katsuyo/KyoikuKoryoToYottsuNoTesuto.pdf

市立西宮高校での出前授業「聞いて見て触るおもしろ化学」 豊中RC 畑田耕一

XYZ_8855-2???2014年4月23日市立西宮高校理数科1年生に物質の状態・性質・機能を分子の立場から考える授業をしました。お話しは、物質を作っている目に見えない小さな粒子である分子の概念から始めて、分子の大きさ(分子量)が大きくなるにつれて、それが形作っている物質の状態・性質はどう変わるのかを、炭素と水素から出来ている分子を例としてメタンから流動パラフィン、固形パラフィン、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレンなどの実物を見せながら説明し、分子量が大きくなると物質の強度が大きくなることと、その理由は長い分子の絡み合いによるものであることを生徒たちに納得してもらいました。超高分子ポリエチレンで作ったポリエチレンの紐の引張り強さには皆目を見張りました。

 このようにして分子の概念をきっちりと説明し、物質は多くの分子が集まって出来ていることを話した上で、50mlの水と50mlのエタノールを混ぜると100mlにはならず96mlになることを実験で確かめさせると、生徒はただ驚くだけではなく、異分子の混合はどのように起こっているのかを自分で考えることが出来るようになります。中学時代に習った密度の大小が分子の質量だけではなく、その集まり方にも影響されていることも自分で容易に思いつきます。

 同じ水の分子で出来ている物質でも気体の水蒸気、液体の水、固体の氷の三つの状態があります。この3態は水分子の集まり方だけでなく分子の運動の仕方の影響も受けています。さらに、水の3態の性質変化が水分子の運動性だけではなく水分子の形、すなわち二つの水素原子が一つの酸素原子に結合した折れ曲がり構造の分子であることも教えれば、固体の氷が液体の水に浮くこと、すなわち水の密度が4℃で最高になり、固体の氷が液体の水に浮く理由も生徒から引き出すことが出来ました。ここで、水が氷になる変化は「温度が下がって水の運動性が落ちて起こる」のではなくて、「水の運動性が落ちたから温度が下がる」のだという温度の本質を教えることを話すのを忘れないようにしております。

 このようにして分子の本質を生徒に質問して意見を聞き、それに対してこちらも意見を言ったり別の質問をしたりという、所謂「双方向的」に授業を行うと、生徒は次第に分子のことだけではなく、物事の本質を理解しようと努める習慣を身に付けていくのが分かります。2時間の間に生徒が随分変わるのです。このような習慣を身に付けた生徒に対して、ゴムの性質は、ゴム分子の移動に関わる運動性ではなく、ゴムという特殊な構造の高分子の局所の運動性によって決まっていることを生徒に理解してもらうのはそんなに難しいことではなくなります。高温で柔らかくなったポリマーをある形にしてそのままの形で冷やしたものを、再び高温にすると最初の形に戻るという形状記憶ポリマーの実験も単に面白いだけの手品ではなくなるし、錘をつるしたゴム紐に熱湯をかけると伸びるか縮むかという難しい質問にもかなりの生徒が正しい答えを想定できて、その後の実験で自分の考えの正しさを感動と喜びをもって確かめることが出来ました。このような授業では生徒は何を聞いてもすぐに応えてくれます。それが私にも楽しいのです。私にとっても感動と喜びに満ちた2時間でした。

千里RC 職業奉仕と親睦のコラボ

“情報集会をより有意義に!”

“弁当を食べながら映画鑑賞会”“オーケストラの練習風景見学の後会食”

いずれも職業奉仕,親睦委員長が企画、実行しました。

 

TV中継車

TV中継車

免震渡り廊下

免震渡り廊下

社員用バーにて

社員用バーにて

今回は放送局の新館を見学し、OBへの恩恵で社員用バーを借り切って飲み食い、談笑する情報集会を楽しむことが出来ました。

2014年5月22日 開業医会員の参加を考慮して、集合は木曜日の午後5時20分。

“本館、新館を空中で結ぶ廊下には、ビル双方の地震の揺れ幅を調整するよう飛行場のボーディングゲートに似た装置が施されている”との説明に、建設会社の会員は興味深々の様子。

社員バーは13階で夜景が素晴らしく、会費も想定外に安く上がり「次年度も実施して」との声も・・・

テラス③

テラスにて①

テラスにて

テラスにて②

テラスにて

テラスにて③

スタジオ①

スタジオにて①

スタジオ②

スタジオにて②

スタジオにて③

スタジオにて③